胃心伝真=おいしさ数値化

総合 コラム 2019.12.25 11989号 01面

 今秋、新米食味コンテストが増えた。ご飯を大量に食べる時代が終わって久しいが、少量だけに価値で食べる消費行動が、定着した表れだろう。分析機器の進化もある。「粘り」「甘み」など項目ごとに分析鑑定し、科学的根拠に基づいておいしさを数値化する。海外も注目し始めた▼最大規模の「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」は今回、中国政府機関と連携。世界で一番コメを食べる中国人も、コメ離れは着実に進み、日本式高付加価値米ビジネスを興し、業界や農業発展につなげるのが狙いだ▼この技術は日本米輸出に

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