神明、今第1四半期実績は販売量19%増と好調 震災後の備蓄需要対応が奏功
藤尾益雄社長
最大手米穀卸の神明の今第1四半期は、売上高前年比で3%増の369億円、予算比4%増。販売数量では前年比19%増、予算比11%増、利益面でも前年比2桁増で目標を達成し、好調に推移している。東日本大震災の直後、首都圏のスーパーから始まり中部・近畿・九州へと波及していった消費者の備蓄需要に対応するため、関東と関西、九州の各拠点を総動員したことが大幅な販売増につながった。この数量増に、相場高による売買差益も重なったのが大幅増益の要因でもある。(佐藤路登世)