中小乳業界、安定供給へ値上げ要請 迫られる経営意識改革

長谷川敏会長

長谷川敏会長

 生乳の供給構造の変貌を受けて、中小乳業が経営スタンスの転換を迫られている。中小はPBを含む安価な牛乳の供給を担っているが、調達や製造コストの増大で事業モデルが限界に達した。大手同様に4月から牛乳1Lの希望小売価格10円の値上げを進めているが、交渉は難航を極めている。中小乳業者で組織する全国乳業協同組合連合会の長谷川敏会長(永利牛乳社長)は、「再生産可能な適正利益を得なければ先がない」と、価格改定への理解を訴える。同時に「中小は、単に牛乳を売れば存在できるという時代は終わった

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