ビアレストランお店紹介「ピア晴海」鮮魚を好みに調理

1994.07.04 55号 13面

東京湾ウオーターフロントの晴海埠頭に都内最大級のビア・レストラン「ピア晴海」がある。同店は三菱地所、日本水産、サッポロビール、ニユートーキヨーの共同出資による(株)エム・エヌ・エスが手掛けるもの。各社の持ち味をミックスしたユニークな展開例。臨海開発計画をにらんだモデルケースとして注目されている。

抜群のロケーション、新鮮な素材、出来たてのビール、徹底したサービスなど、各社の得意な手腕を発揮し、オープンから三年を経過した。交通が不便な立地にもかかわらず、都会の騒がしさから離れた四つの魅力は、サラリーマン、OLのファン層を確実に広げている。

同店の特徴は新鮮な魚の提供方法だ。入口正面に活魚用水槽と旬の魚やカニが並ぶショーケースがあり、来客者は食べたい魚を選ぶだけでなく、和・洋・中の料理方法までチョイスできるといったサービスを行っている。魚介類は店舗に隣接した日本水産の活魚センターから直接仕入れるほか、玄界灘ものなど毎日全国各地から空輸しており新鮮さは本物。アラスカ産のタラバガニ「キングクラブ」(一kg・四九〇〇円)、シーフードとサラダのコンビネーション「コールドプラター」(四五〇〇円)、宮城産四季ガキ「フレッシュオイスター」(一個・四〇〇円)などが人気で、メニューアイテムは約三〇種。

それに加えて差し込みメニューが毎日替わるのでリピーターもあきない。ビールは「サッポロ生ビール・大」(八五〇円)、「同・小」(五五〇円)をはじめ、「青島」(六〇〇円)、「ミラードラフト」(六〇〇円)など多種を用意、ビア・カクテルも各種取り揃えている。

トップシーズンへ向けて、ガーデンテラスにセルフバーベキューをこのほどオープン。ファミリー層の集客にも注力している。

◆「ピア晴海」=東京都中央区晴海、03・3531・5181/営業時間=午前11時30分~午後10時、年中無休/三八〇坪・四二〇席(屋内)、一六〇坪・一八〇席(屋外)/総敷地面積八五〇坪/客単価約四五〇〇円

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