近畿有力コメ卸、新事業領域進出に意欲 ビジネスモデル構築へ

卸・商社 ニュース 2017.08.25 11579号 14面
握手を交わす藤尾益雄神明社長(左)と足利巌雪国まいたけ社長

握手を交わす藤尾益雄神明社長(左)と足利巌雪国まいたけ社長

 【関西】人口減や少子高齢化の進展で、コメ消費減の加速化が懸念される中、近畿圏有力コメ卸は、新事業領域へ積極的に進出し、将来的なビジネスモデルを描こうとしている。背景に、相場高と販売競争激化の狭間で、収益構造が悪化する苦悩がある。さらに、有職主婦や単身世帯の増加で家庭での炊飯機会が減り、コメを買う時代からご飯を買う時代へと移行し、炊飯や無菌米飯などコメ加工マーケットが拡大。今後も伸長が見込まれるなど、市場環境変化も欠かせない要件だ。(佐藤路登世)

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