胃心伝真=ハチドリの…

総合 コラム 2017.10.04 11601号 01面

 「ハチドリのひとしずく」という絵本がある。内容は動物が住む森が火事になり多くは逃げたが、ハチドリは1滴ずつ水を運んでは火の上に落としていく。動物たちは「そんなことをして何になる」と笑うが、ハチドリは答える。「私にできることをしているだけ」と▼監修者・辻信一氏の後書きを含めてぜひ読んでいただきたい書籍だが、逃げた動物たちも自分たちの森を守りたいという思いは必ずあったと思う▼食品界を守るのは、食品界に従事するわれわれだ。例えば、対策に際限がない異物混入問題。ある学校では給食時に

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