雪印メグミルク、機能性表示食品「恵」ブランドで新CM 「内臓脂肪を減らす」を前面に

新CMキャラクターに継続起用された向井理

新CMキャラクターに継続起用された向井理

板橋登志雄取締役執行役員

板橋登志雄取締役執行役員

 ヨーグルト商品では初の機能性表示食品となる、雪印メグミルクの「恵megumiガセリ菌SP株ヨーグルト」が25日から発売された。29日からはイメージキャラクターの向井理を起用した新TVCMを放映開始。26日のCM発表会で板橋登志雄取締役執行役員は「伸長著しいヨーグルト市場をさらに活性化させたい」として、“内臓脂肪を減らす”特徴を前面に打ち出すマーケティング投資を行っていく考えを示した。

 脂肪関連市場の拡大を背景に同社では、乳酸菌「ガセリ菌SP株」の内臓脂肪低減効果をヒト試験で科学的に立証。今年4月1日からスタートした新たな機能性表示食品制度で申請が受理された。乳酸菌の内臓脂肪低減効果は世界でも初となる。

 そのメカニズムは、体内で細かく分解された脂肪粒子が、ガセリ菌SP株によって約10倍に大きくなることで、脂肪の吸収が抑制される。その作用は穏やかで栄養不足になることもない。

 ガセリ菌SP株は、トクホ「ナチュレ恵megumi」で10年以上使用。「恵megumiガセリ菌SP株ヨーグルト」は09年3月発売以来約3700万個、「同ドリンクタイプ」は09年9月発売以来約3400万個の販売実績があり安全性の根拠も示されている。今後は、9月29日から「同アロエ」「同豆乳仕立て」も機能性表示食品としてリニューアルして発売する。

 新CMでは、引き続き俳優の向井理を起用。式典風のシチュエーションで、向井理が商品パッケージに「内臓脂肪を減らす」というキャッチコピーのプレートをはめ込む。それをテレビやスポーツバーで見ていた人が、待ち望んでいたように歓喜する。向井氏は2年前にヨーグルト男子に任命されてから「毎日食べるようになり、体重も不健康に落ちたわけではなく1~2kg減った」と、その効果を体感。機能面だけでなくシンプルな味で飽きが来ず「習慣になりやすいのでより多くの人に食べてほしい」とあいさつした。

 (山本大介)

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