新型コロナ:尾西食品、非常食の需要急増 アレルギー対応・ロングライフ商品拡充

農産加工 ニュース 2020.04.24 12043号 03面

新型コロナウイルスの感染拡大で保存可能な食品の需要が急増。それが非常食にも波及している。

「安倍晋三首相が、学校の一斉休校を発表した2月28日以降、注文数量が跳ね上がった。それが現在も続いている。非常食としての製造キャパを超えるほど」というのは、アルファ米のパイオニア企業、尾西食品だ。

需要が急増しているのは尾西食品のお湯もしくは水だけでおいしく炊き上がりの状態に仕上がる「ごはん」シリーズ、ロングライフの「尾西のひだまりパン」だ。

同社の「ごはん」シリーズの「アレルギー対応五目ごはん」=写真、「ドライカレー」の2品についてアレルギー物質28品目不使用を実現し、21日から出荷を開始している。

「ごはん」シリーズも、すでに一部を除き28品目不使用に対応しており、順次パッケージを現在の「27品目不使用」から「28品目不使用」に切り替えていく。

「尾西のひだまりパン」のプレーン、メープル、チョコの3品の賞味期間を3年半から5年半への長期保存化を独自技術によって実現。ミルフィーユ製法によりしっとりとした食感を増し、一層おいしく仕上げた。こちらも21日から出荷開始。(金原基道)

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