ハウス食品グループ本社、カレー通じ発信 家庭の食品ロスをおいしく減らす

調味 ニュース 2020.05.20 12053号 12面
「もっとカレーだからできること」のHP

「もっとカレーだからできること」のHP

ハウス食品グループ本社は、家庭で期限が近づいた食材や日頃捨ててしまう食材を捨てずに、おいしく食べる解決策の一つとして“もっとカレーだからできること”プロジェクトをスタートし、13日からホームページ(HP)を開設。15日からは日常の中で家庭の食品ロスをおいしく減らす家族の姿を描いたTVCMを開始した。

“もっとカレーだからできること”プロジェクトは、期限が迫った食材など意外な食材の組み合わせをスパイスがおいしくまとめるカレーを通じて家庭の食品ロス削減をつなげていくことを目指している。この活動により食品ロスが各家庭から出ていることを知るきっかけや、楽しく食品ロスを減らすヒントになることにつなげていきたい考えだ。

このプロジェクトのHPには「食品ロスに関するアンケート結果(n=6357)」や「食品ロスになりがちな食材を使ったカレーレシピ」などが掲載されている。アンケート結果には、食品ロスに対する認知度は9割と高いものの、7割の家庭で月に1~2回以上食品食材を捨てている結果などが掲載されている。また最近捨ててしまった食品・食材の上位5品目(キュウリ、豆腐、キャベツ、レタス、納豆)が葉物野菜や日配品の中でも賞味・消費期限が短い食品や食材が多いことが指摘されている。レシピには「豆腐とキャベツのカレー」や「3種の肉のカレー」など、調査の結果判明した食品ロスになりがちな食材を使用したレシピを紹介している。

ハウス食品グループ本社は、“もっとカレーだからできること”プロジェクトを通じて、今後もアンケート調査による食品ロスに対する意識・実態、変化の把握や食品ロス予備軍の食材を使用したレシピ提案を継続的に発信していく。(高木義徳)

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