SM3月期、10社中7社で営業増益 今期、分かれるコロナ影響判断
主要な食品スーパー(SM)の前20年3月期(19年4月~20年3月)連結決算で本業のもうけを示す営業損益で10社中7社が前年を上回った。新型コロナウイルスの影響で内食需要が急激に拡大し、2、3月の既存店売上高が大きく伸び、5社が前年を上回り、好業績をけん引した。今21年3月期に入って4月度の売上げも好調だが、通期業績予想については新型コロナの影響を織り込まない企業、現時点で把握できる情報や予測可能な事項を盛り込む企業とで判断が分かれた。(山本仁)