イトウ製菓、「ビスケットの日」に無料配布 でかビス2千枚

菓子 キャンペーン 2018.03.05 11669号 05面
無料配布には部署の壁を越え参加

無料配布には部署の壁を越え参加

 イトウ製菓は2月28日の「ビスケットの日」に合わせ、本社があるJR田端駅北口周辺で、直径約13cmの特大ビスケット「でかビス」2000枚を無料配布した。同社社員約10人が、出勤途中の会社員や通学中の学生らに手渡した。同社では、11年から「ビスケットの日」にクッキーを無料配布していて、今回で8回目の開催となる。

 今回配布の「でかビス」はオリジナルの非売品で、直径約13cmの大判サイズ。パッケージ裏面にはビスケットの日の由来を記載し、さらに今回から「ビスケットの日」および無料配布に合わせ、SNSで「スマイルフォトコンテスト」を2月19日から3月4日まで開催。同コンテストでは、「でかビス」の写真を「#でかビス」「#ミスターイトウ」とともにインスタグラムに投稿すると抽選で同社商品の詰め合わせを10人にプレゼントする。

 ビスケットの日は、「日本でビスケットが作られたことが明確に分かる最も古い記録として、水戸藩士の蘭医、柴田方庵が、長崎留学中にオランダ人から学んだビスケットの作り方を、手紙で水戸藩に宛て安政2(1855)年2月28日に送ったという史実が残っていた」ことから全国ビスケット協会が制定した。

 無料配布イベントも、田端の風物詩になりつつある。同社営業本部マーケティング課の鴻田麻衣子さんは、SNSを活用したキャンペーンについて、「ビスケットの日とイトウ製菓企業ブランドのさらなる認知向上につなげるため」と説明した上で、「8年目となりビスケットの日の無料配布も定着してきた」とコメント。田端駅前での配布のほか、東京都内の一部スーパーでも配布。さらに冷凍生地を店頭で焼き上げて提供する取組みも行った。

 (青柳英明)

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