台湾枝豆レポート2016:台風影響で収穫は今後 秋作、若干減産の可能性も

自営農場で作柄を説明する大明食品工業の蔡敬虔社長

自営農場で作柄を説明する大明食品工業の蔡敬虔社長

 年間を通して温暖な台湾の中・南部では、枝豆の春秋2期作が可能だ。今年の秋作収量は台湾産地を襲った歴史的な台風被害で、中部では約7000tが壊滅。南部でも種まきが1ヵ月遅れた。これらの影響が11~12月の出荷に影響し、16年対日輸出量は約1000t減の2万9000t程度と見込んでいる。主産地である南部の多くの農場でも、1ヵ月遅れとなった秋作枝豆の収穫がちょうど始まるところだ。  南部の高雄市と同市に隣接する屏東県の2地域には、主力パッカーが台湾製糖から

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