胃心伝真=奇妙な期待

総合 コラム 2019.02.04 11831号 01面

 8%の「オロナミンC」と10%の「リポビタンD」。複数税率のふに落ちない点を端的に表す例として引き合いに出される。何か手を打たねば、レジで「どうして」と詰め寄る客への応対を現場の従業員だけに押し付けることになる▼混在する税率のレジ対応に不安を抱えるスーパー業界などは「悪法もまた法」と備えを固めている。しかし、食品の取り扱いを増やすドラッグストア業界で不安を口にする経営者は少ない。標準税率を課せられる外食業界も大手チェーンなど一部を除いて増税対策は本格化していない

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