胃心伝真=和食の魅力再認識

総合 コラム 2016.12.19 11457号 01面

 先日、某講演会で東京農大名誉教授の小泉武夫農学博士の講演を聴講させていただいた。小泉博士の専門は食文化論、発酵学、醸造学で現在も和食の魅力を広く伝えるとともに、辺境を旅して世界中の珍味、奇食にも挑戦。「食の冒険家」とも呼ばれている食の達人だ▼今回の講演のテーマは「江戸の健康食」で、当時の日本人の食生活を中心に講演。「冷蔵庫のない時代だったこともあって、食の中心は納豆や味噌汁、漬物、くさや、甘酒などの発酵食品で、それが健康食であった」と解説した▼「発酵食品は免疫食であり、さま

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