全国小売酒販組合中央会、酒安売りに憤り 懸念強まる改正酒税法

酒類 ニュース 2019.03.27 11854号 03面
坂田辰久会長

坂田辰久会長

 施行2年目を迎える改正酒税法への懸念が強まっている。国税庁が街の酒屋を保護するなどの観点から、量販店やSMなどで行われていた酒の過度な安売りを規制したが、市場では酒類価格の揺り戻しが見られる。酒類小売業者でつくる全国小売酒販組合中央会の坂田辰久会長は18日の会合で、「酒の安売りを止めることはできないのか」と強い憤りを示した。参加した各地域の代表からも改正法の実効性を疑問視する声が相次いだ。
 改正酒税法で酒の安売り規制が強化され、6月1日で2年目を迎

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