ダイエー、「防災啓発キャンペーン」神戸市内22店舗で実施

小売 キャンペーン 2020.01.24 12001号 09面
シェイクアウト訓練を実施(ダイエー神戸三宮店)

シェイクアウト訓練を実施(ダイエー神戸三宮店)

 【関西】ダイエーは11~20日の10日間、神戸市内の全22店舗で「防災啓発キャンペーン」を実施した。

 阪神・淡路大震災発生から25年の節目を迎えるに当たり、神戸市では震災を経験していない若い世代や子育て世代に対して、防災意識を高め、次世代に震災の経験や教訓を伝える活動を進めている。

 同社もその趣旨に賛同し、同社の発祥の地であり、その後のチェーン化の第一歩を踏み出した縁の深い神戸の住民とともに、防災意識の重要性を再認識する機会として展開した今回のイベントでは、震災発生の17日にシェイクアウト訓練(訓練地震発生を知らせる店内アナウンスを受けて、姿勢を低くし、買い物カゴなどを使用して体や頭を守ることで、揺れが収まるまでじっとするといった身を守るための行動)を店舗で行ったほか、備蓄を見直す機会として役立ててもらうために、ミネラルウオーターや缶詰、レトルトご飯などの食品に加え、ごみ袋やウエットティッシュ、ラップなどの消耗品を防災グッズとしてコーナー展開した。

 キャンペーンの旗艦店となったダイエー神戸三宮店では、神戸新聞の協力のもと「震災の歩みパネル展」を展示した。

 同社は、これからもライフラインの一翼を担う小売業として、さまざまな分野での地域社会貢献活動に、継続して取り組んでいくとしている。(廣瀬嘉一)

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら

書籍紹介