胃心伝真=消費税5%

総合 コラム 2022.04.11 12385号 01面

 ドル円相場が120円半ばに達し、ようやく金融当局の為替政策に批判的な意見が目立ち始めたが、あまりに遅い▼足元までの原料高騰は異常気象による不作が大きく、ウクライナ危機の影響はこれから本格化する。そこに急激な円安が追い打ちをかけている。すでに消費者物価指数の「食料」は2月、前年同月比で2.8%も上昇した▼「2%のインフレ」を目標に掲げる日銀による異次元の金融緩和が常態化し、実質的な円安誘導は日本政府の既定路線となって久しい。だが今起こっているのは賃金が上がり、その上昇分を企業

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