小売要求“丸飲み”、独占禁止法知識が左右 食品産業センター「取引慣行調査」
食品メーカーと小売の取引の際、小売からの要求・要請を食品メーカーが“丸飲み”するか適切な対応を取れるかは、独占禁止法や取引慣行に関連する行政指導への基本的な知識の有無が左右--。食品産業センターがまとめた「平成30年度食品産業における取引慣行の実態調査報告書」から浮かび上がった。(川崎博之)
今回浮かび上がった構図はこうだ。小売側は業界団体がない土産物店やいわゆる道の駅などが取引で禁じられている行為の基本的な知識を欠いていると考えられ、それが原因と