新型コロナ:ボルドーワイン委員会など、「ワイン祭」1年延期 秋の収穫作業進む

ブドウの剪定作業

ブドウの剪定作業

フランス・ボルドー市、ボルドー観光局、ボルドーワイン委員会は、新型コロナウイルスの感染拡大に対処するため、6月18日開催予定の「ボルドーワイン祭り」を21年6月に延期すると決定した。

また、現況を考慮してプロジェクトスケジュールの再編も進め、近日中に、業界関係者およびプレス関係者に案内する予定だ。

そうした中でも、ボルドーの生産者たちは着々と進む秋の収穫について作業を進めている。

新型コロナウイルスが猛威を振るう中、ブドウ栽培農家には外出制限規制の例外措置が認められている。畑はすでに生育サイクルのスタートを切っており栽培スタッフと関係者は安全と健康の確保およびウイルス拡散防止のため、厳格な対策措置(対人距離、感染予防策)を定めている。

現在、ボルドーのブドウ畑では、剪定(せんてい)の仕上げと剪定枝を樹から外す作業を行っており、その後、ブドウの株を一番下のワイヤに固定し、長梢をしならせて同じくワイヤにくくり付ける。

切り落とした枝はまとめて粉砕し、枝が含む有機物は土壌改良剤となり、やがて自然に還元される。(三輪周二)

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