ネスレ日本、植物由来のラテ「プラントベースラテ」展開

飲料 ニュース 2021.02.24 12192号 03面
“プラントベースラテ”の製品群

“プラントベースラテ”の製品群

古山裕巳部長

古山裕巳部長

 ネスレ日本は、植物由来(プラントベース)の素材を使用した「ネスカフェ」“プラントベースラテ”計8製品を、3月1日から順次発売する。植物由来のオーツとアーモンドを厳選使用し、日本市場で新ジャンルとなる乳成分不使用の“プラントベースラテ”として提案する。30~40代女性ラテユーザーに向け“植物素材から生まれたやさしいラテ”として市場創造を目指す。

 取材に対応した古山裕巳コーヒーシステムビジネス&スターバックスCPG部部長は「消費者の健康志向や環境配慮への興味・関心・意識の高まりから、プラントベースのニーズは伸長している。今回、飲料・スティック・コーヒーマシンの『ドルチェ グスト』の三つの形態で提案し、『プラントベースラテ』という新たなカテゴリー創造を目指す」と語る。

 新発売する「ネスカフェ」“プラントベースラテ”は、液体飲料の「ネスカフェ ゴールドブレンド オーツラテ」「同 アーモンドラテ」(各1000ml)、「ネスカフェ ゴールドブレンド オーツラテ」「同 アーモンドラテ」(各190ml)に加え、お湯を注いで作るスティックタイプの「ネスカフェ ゴールドブレンド オーツラテ」「同 アーモンドラテ」(各4本入り)、カプセル式本格カフェシステム「ネスカフェ ドルチェ グスト」専用カプセルの「ネスカフェ ドルチェ グスト オーツラテ」「同 アーモンドラテ」(各12P)の計3カテゴリー8製品で発売する。さまざまな形態で投入することで、ユーザビリティにも貢献する。

 なお“プラントベース”とは、動物由来の原料を使用せず、植物由来の原料を使用して作ったことを指し、英語で「植物」を意味する“plant”と「由来」を意味する“based”を組み合わせた名称となる。近年は、健康的な食生活や環境への配慮や関心の高まりから、大豆由来の肉(代替肉)や、アーモンド・オーツ由来の飲料などが世界で広く注目されている。

 日本国内での市場規模は、19年は前年比9%増の2111億円、20年の予測は2330億円(同11%増)を見込むなど大幅に伸長しており、25年には2919億円に達するといわれている。(本吉卓也)

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