幸南食糧、在日外国人の食をコメでサポート 「YOLO JAPAN」と連携

卸・商社 ニュース 2019.11.27 11976号 03面
人気アーティストによるポップなデザインの米袋

人気アーティストによるポップなデザインの米袋

【関西】在阪有力コメ卸・幸南食糧は、日本に住む外国人の暮らしをサポートする「YOLO JAPAN」と連携し、日本に住む外国人をコメでサポートする「RICE SAVES LIFEプロジェクト」をスタート。23日に開催した外国人フェスティバルで、参加者全員にコメを無料配布したほか、多様な取組みを行った。

同プロジェクトは、幸南食糧と在日外国人13万人の会員を有するYOLO JAPANが、日本に住む外国人の困りごとは「食」であると考え、両社の強みを生かしコメを切り口にサポートを行っていく。

幸南食糧は、コメ消費減が大きく進む昨今にあって、在日外国人の喫食機会を設けることで「日本米のおいしさや価値・魅力を伝えたい」(川西孝彦社長)と考える。一方、在日外国人をサポートに全力を挙げるYOLO JAPANの思いが一致し、同プロジェクト始動に至った。

今回さらに、プロイラストレーター「かずはりんぬ」と、世界中に笑顔を広げるアーティスト「RIE」が、配布するコメのパッケージをデザインした。かずはりんぬは、ニューヨークやカンボジアなど国内外で活躍。一方RIEは、12年「ANA60周年機体パッケージデザインコンテスト」で大賞獲得した一流アーティストだ。

23日のイベントは、大阪・新今宮のYOLO BASEで開催した外国人向けフェスティバル「YOLO JAPAN FESTIVAL2019」。幸南食糧では、炊飯器を持たずご飯の炊き方が分からない外国人が多数いることを踏まえ、パッケージ裏面に鍋での炊飯方法を記載するとともに、QRコードを表示し、ホームページ上の動画で炊飯方法が分かる仕組みを整えた。(佐藤路登世)

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