ヒットの兆し:オイシス「淡路島牛乳パウンドケーキ」 新たなクロスMD奏功

菓子 ニュース 2020.12.21 12162号 01面

 【関西】オイシスが9月に発売した「淡路島牛乳パウンドケーキ」が、好調に配荷を進め売上げを伸ばしている。量販店の惣菜コーナーでのクロスMDなど、新たな売り方が奏功し、10月で発売初月の1.5倍、その後も順調に売上げが伸長しており、11月には発売初月の約2.2倍の売上げを記録。ヒット商品として手応えを得ている。

 同品は、関西地方の素材を使用した「地産地消 うまいもん」シリーズの一つとして9月にリリースしたもの。淡路島牛乳を使い、ふんわり、しっとりと焼き上げた生地に、表面をグレーズでコーティングして見た目も華やかに仕上げた。賞味期限を10日間と長めに設定することで、コロナ禍の買い置き需要にも応えた。また、同社によると、同品はパンコーナーにとどまらないコーナーでの集合陳列で消費者の目に留まったほか、惣菜コーナーというこれまでに進出していなかった売場でのクロスMDが奏功したとしている。

 「地産地消 うまいもん」シリーズの淡路島牛乳利用商品は、ほかに「淡路島牛乳クリームサンド」「淡路島ミルクマドレーヌ」「淡路島ミルクケーキ」など多彩に展開。淡路島牛乳を使用したラムレーズンサンドとカステラサンドを、来年2月の発売予定としており、シリーズ拡充によって購買機会の向上を目指す。(篠原里枝)

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