若年女性やせ問題、食事量適正に 妊婦やせは出生児へリスクも
武見ゆかり女子栄養大学副学長
女性の健康課題の一つとして若年女性のやせが注目されている。4月からスタートした健康日本21(第三次)では、BMI18.5未満の20~30代女性の割合を32年度までに15%に減らす目標が示された。特に妊婦のやせは、低出生体重児を出産するリスクが高いことから、食生活習慣の改善が必須。女子栄養大学の武見ゆかり副学長は本紙単独インタビューで、厚生労働省が示すBMI基準に基づいて体重を測ることで、適正な量の食事を取る必要性を提起する。(藤村顕太朗)