世界有数の漁場に異変=「亜寒帯化」で生態系影響―カニ100億匹が死滅・ベーリング海【時事通信速報】

米アラスカ州で、海洋調査船に積まれたズワイガニ=撮影日不明、米海洋大気局提供(AFP時事)

米アラスカ州で、海洋調査船に積まれたズワイガニ=撮影日不明、米海洋大気局提供(AFP時事)

米アラスカ州南東部の漁業者組合のリンダ・ベンケン代表=4日、アンカレジ

米アラスカ州南東部の漁業者組合のリンダ・ベンケン代表=4日、アンカレジ

米アラスカ州ウナラスカの先住民族行政機関トップのクリス・プライス氏=2日、ウナラスカ

米アラスカ州ウナラスカの先住民族行政機関トップのクリス・プライス氏=2日、ウナラスカ

 世界有数の豊かな漁場に異変が起きている。2021年、北極海に隣接するベーリング海で約100億匹のズワイガニが死滅したと判明。米海洋大気局(NOAA)は、海洋熱波と温暖化でベーリング海が「亜寒帯化」し、生態系が変化したことが大量死の要因と結論付けた。専門家は「世界で最も生産性の高い海洋生態系が、あら

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら

書籍紹介