スイーツ&ベーカリー特集:コロンバン・小澤俊文社長に聞く 老舗再建へ“挑戦の連続”
全日本洋菓子工業会理事長コロンバン社長 小澤俊文氏
累計55万本を販売する「原宿ロール」
スマッシュヒットを記録した「オリジナルフールセック(大学缶)」。有名大学の入学式などで反響を受けた
新卒採用を含め多彩な人材を採用する(19年入社式から)
東京・原宿本店サロン。屋上での養蜂が注目を集めた
1924(大正13)年創業、洋菓子業界きっての老舗として知られるコロンバン。“大正天皇の料理番”こと故・門倉国輝氏を創設者とする同社は、西洋文化を取り入れた斬新な店舗コンセプトや日本風ショートケーキの考案などで業界を開拓してきた。一方で90年代半ばからは市場環境への対応が遅れ、業績が低迷。年々売上げは減少し、倒産の危機も迎えたが、これを再建し新たな企業文化を生み出したのが、2018年、全日本洋菓子工業会の理事長にも選出された小澤俊文社長だ。
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