漬物特集:堺共同漬物・林野雅史社長 他分野連携で産地維持を
2025.11.27
◇有力専業卸トップインタビュー 気候変動の影響による農業生産の不安定化が顕在化する中、漬物の主原料となる農産物の調達リスクも高まっている。漬物専門卸として長年業界に携わる境共同漬物の林野雅史社長は、「自社で漬物製造も行っているので、野菜の収量変動が…続きを読む
山本食品工業は25年9月期決算が目標の数字を上回り、121億円で着地した。特に紅ショウガが市販・業務用ともに好調となり前年比30~40%増で推移。コメ高騰による麺需要の増加と暑さを要因とみる。「黒酢にんにく」や高菜商品もリピーターの増加により好調。量…続きを読む
やまうは量販店を中心とする新規導入の増加と物価高による既存の買い控えが重なり、売上げは前年並み、数量は前年をやや下回った。主力のデリカカップ(DC)シリーズは人気の「赤しば漬」をはじめ順調に推移。9月には新商品「梅しそひじき」を発売し、初速は非常に好…続きを読む
国内ガリ製品トップメーカーの遠藤食品は「新がりカップ70g」「国産紅しょうがカップ70g」が独自の存在感を見せ、順調に推移している。店頭での評判も良く、一家族分やお徳用需要など付加価値商品として引き続き展開する。遠藤栄一社長は「ショウガはもっといろい…続きを読む
東海漬物は「こくうま」ブランド主力3品のリニューアルを8月に実施。コクとうまみを強化したところ評判は良く、おいしくなったとの声が多く届いている。9月には「辛くなくて食べやすいこくうま」の販売エリアを全国に拡大。こくうまブランドの新たな柱に育成するため…続きを読む
岩下食品は売上げが前年並みで推移した。昨秋規格変更した影響もあり「岩下の新生姜」は前年並みにとどまったが、その他のショウガとラッキョウ商品は前年をやや上回る見込み。 ラッキョウ漬けは、需要期の夏季以降、量販店の訴求・販促が例年以上に活発化して伸長。…続きを読む
新進は全体の売上げが前年並みで推移した。全体で9月以降に盛り返しの動きが見られ、特にスパウトタイプの「手間いらず 大根おろし」は10月、前年同月比10%超と好調だった。主力の福神漬けは横ばいで推移しており、9月以降も動きは鈍い。例年実施している食育イ…続きを読む
●浅漬け強化に取り組む ピックルスホールディングス(HD)の子会社ピックルスコーポレーションは今年5月に「ご飯がススムキムチ」定番3品の値上げと量目変更を実施した。大幅な落ち込みを予想したが、結果は数量ベースでやや減少、金額では前年を上回った。浅漬…続きを読む
●キムチ=存在感示すNB商品 漬物カテゴリーをけん引するキムチ市場は、多くのシェアを白菜キムチが占める。鍋需要の高まる昨冬は今年4月ごろまで原料白菜が不作となり、一部メーカーでは量目変更や値上げで対応した。主要メーカーは冬恒例の増量キャンペーンに慎…続きを読む
全国1000店舗超のSMが参画するKSP-POS(KSP-SP社運営)の金額実績を基に、漬物カテゴリーの単品売上高ランキング(全国・カテゴリー別)を取りまとめた。集計対象期間は24年7月~25年9月まで。原料不足のほか、人件費やエネルギー費、包装資材…続きを読む
東京中央漬物(中漬)は10月17日、「2025 C-Zジョイフルフェア」を東京都立産業貿易センター台東館(東京都台東区)で開催した。今年は「原料不足に負けない!~新たな商品価値を食卓に~」をテーマに設定。北海道から九州まで日本各地のメーカーや商社が9…続きを読む