全国小売流通特集2025
全国小売流通特集:エリア動向=近畿 地域を越え競争激化
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◆全国小売流通特集:再編・エリア拡大で業界変貌 大手の規模拡大ペース加速
特集 小売 2025.07.31人口減・高齢化で消費市場が縮小する環境にあって、スーパー大手は規模拡大を加速させる成長戦略を描く。さまざまなコストが上昇する中、収益を確保するには売上げ拡大が必須の要件だ。数少ない成長機会を自社の空白地域に求め、新規エリアへの進出に意欲的なチェーンも…続きを読む
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全国小売流通特集:イオンリテール・古澤康之社長 第一想起される存在目指す
特集 小売 2025.07.31◇巻頭インタビュー イオンリテールの古澤康之社長は、今後の環境変化を見据えた上で、GMSが実現すべき将来像を描く。食品を中心とする小売は、カテゴリーごとに購入先として第一想起されるレベルを追求する。そのような強い小売を中心に、施設全体の魅力を高めて…続きを読む
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全国小売流通特集:日本スーパーマーケット協会 業界課題パネルディスカッション
特集 小売 2025.07.31◇協調領域さらに拡大 日本スーパーマーケット協会(JSA)は6月27日、岩崎高治ライフコーポレーション社長、服部哲也サミット社長、川野澄人ヤオコー社長、原和彦アクシアル リテイリング社長、大高耕一路ヨークベニマル社長ら加盟企業5社のトップによるパネ…続きを読む
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全国小売流通特集:食品スーパー・総合スーパー業界動向=地殻変動促す新勢力
特集 小売 2025.07.31◆新エリアへの進出活発化 GMS(総合スーパー)、SM(食品スーパー)のスーパーの業界勢力図が大きく塗り替わりつつある。イトーヨーカ堂の構造改革による閉鎖店舗の一部を譲り受け、各地に積極出店するOICグループのロピア、西友を買収したトライアルホール…続きを読む
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全国小売流通特集:エリア動向=北海道 地場スーパーの強み発揮
特集 小売 2025.07.312025年の道内小売・流通業界は、DSを軸にした価格競争が激化しそうだ。黒船来襲ともいわれたロピアが昨年11月の屯田店以降、福住店、清田店、琴似店と立て続けに店舗をオープンし、近隣に既存店を持つスーパー各社は自社の持つ強みを生かして差別化を図る。物価…続きを読む
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全国小売流通特集:エリア動向=東北 収益性高め成長持続へ
特集 小売 2025.07.31東北の主要スーパー各社の2024年度決算は軒並み増収となったものの、原材料費や人件費、物流費などのコストの上昇が続き、利益面では課題を残した。6~7月に各地で開かれた仕入れ先向けの方針説明会ではプロセスセンター(PC)、デリカセンターの活用やデジタル…続きを読む
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全国小売流通特集:エリア動向=関東 出店拡大へ収益力を
特集 小売 2025.07.31首都圏のSMは、他のエリアに比べ人口減の影響は少なく、今もそこかしこに存在する人口増加エリアへの出店が続いている。このような市場環境での課題は、上昇する物件費や建設費、人件費などに合わせて店舗の収益力を高めることにある。他店と競合する中で、いかに集客…続きを読む
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全国小売流通特集:わが社の成長戦略=マルエツ・本間正治社長
特集 小売 2025.07.31◆「お客さまのため」で改革 マルエツは、25年度方針に「真に、お客さまのために」と掲げ、商品・売場改革を進める。顧客起点の徹底は、本間正治社長が23年の就任以来、社内に求め続けてきたことだ。並行して取り組む社内風土や働き方の改革も、顧客起点を徹底す…続きを読む
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全国小売流通特集:エリア動向=甲信越 相次ぐ出店で新局面
特集 小売 2025.07.31人口減少や少子高齢化などを背景に縮小が続く甲信エリアの食品市場。SMチェーンは長野のツルヤ、山梨のオギノら地元チェーンが盤石の基盤を築いているが、地域市場でも一部店舗が生鮮や惣菜の取り扱いを始めたドラッグストア、物価高で存在感を増すディスカウントスト…続きを読む
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全国小売流通特集:わが社の成長戦略=アクシアル リテイリング・原和彦社長
特集 小売 2025.07.31アクシアル リテイリングは今年度末、長野県に配送拠点を設ける。これを機にさらに長野県での勢力を拡大していきたい考えだ。一方、足元の新潟県内はディスカウント系の競合店の進出が著しく競合対策を進めている。同社の原和彦社長に現在の状況と今後を聞いた。(細山…続きを読む
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全国小売流通特集:エリア動向=東海・北陸 地場盤石も勢力変化か
特集 小売 2025.07.31東海・北陸エリアの主要SMの直近の決算は軒並み増収で推移している。域外資本と地場SM、加えてディスカウントストア、ドラッグストアなどによる顧客の取り込み策が熱を増している。愛知県内では大型商業施設のオープンが相次ぐなどで小売業の勢力図が少しずつ変化し…続きを読む
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全国小売流通特集:わが社の成長戦略=ぎゅーとら・清水秀隆社長
特集 小売 2025.07.31人口減少や物価高といった社会構造の変化を背景に、地域スーパーは今、大きな転換期を迎えている。三重県伊勢市に本社を構えるぎゅーとらは、そうした時代の中でも地域に根差した堅実な成長を遂げ、「暮らしのパートナー」としての存在を目指し続けている。同社の清水秀…続きを読む
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全国小売流通特集:エリア動向=近畿 地域を越え競争激化
特集 小売 2025.07.31近畿エリアでは、首都圏を拠点とする神奈川県のオーケーが24年11月関西1号店(オーケー高井田店〈大阪府東大阪市〉)を出店し、念願の関西進出を果たした。先行して関西で多店舗展開する神奈川県のロピアや、岐阜県のバローホールディングス、広島県のハローズなど…続きを読む
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全国小売流通特集:わが社の成長戦略=コノミヤ・芋縄隆史社長
特集 小売 2025.07.31関西・東海の両エリアでM&Aおよび新規出店の成長戦略を積極的に推進するコノミヤは、現在、大阪府・兵庫県・京都府・奈良県・愛知県・岐阜県の広域でチェーン展開し、グループ総店舗数は107店舗まで拡大している。エリア外からの参入が相次ぎ、競争がより一層激化…続きを読む
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全国小売流通特集:エリア動向=中四国 生産性向上・業容拡大へ
特集 小売 2025.07.31中国エリアの商業6業態では、これまで苦戦を強いられてきたホームセンターや家電大型専門店が回復傾向にあり、百貨店が一人負けの様相を呈している。CVSやスーパーも月によって前年実績比の増減はあるものの、堅調に推移しており、ドラッグストア(DgS)に至って…続きを読む
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全国小売流通特集:わが社の成長戦略=生協ひろしま・高浦美穂専務理事
特集 小売 2025.07.31広島県内に40万人を超える組合員を抱える生協ひろしま。エネルギーコストの上昇や商品単価の高騰など、組合員の暮らしがますます厳しくなっている中、“協同の力で平和でより豊かな社会”の実現を目指している。今期から中期経営計画「2027中期計画」がスタート。…続きを読む
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全国小売流通特集:エリア動向=九州・沖縄 新たな価値訴求模索
特集 小売 2025.07.31九州の動向を見ると、SMの新規出店はなかなかみられない。一方でドラッグストアやディスカウントストアの出店は依然として続く。一方で、長崎のジョイフルサン、宮崎の永野、鹿児島の城山ストアーといった地域スーパーに関して、他社との間で再編が進む。最近は出店が…続きを読む
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全国小売流通特集:構造変化の転換点迎える M&Aは水平・垂直に広がり
特集 小売 2025.07.31食品小売業をめぐる業界再編が転換点を迎えている。ITを祖業とするトライアルホールディングス(HD)による西友の買収は新時代の到来を象徴し、再編の機運を一気に高めた。国内市場の縮小の中で業態を超えた競争を勝ち残るには集約化の流れが加速する。労働人口の減…続きを読む
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全国小売流通特集:コンビエンスストア業界動向=再成長へ向けて新たな試みに挑む
特集 小売 2025.07.31コンビニエンスストア(CVS)は総店舗数が頭打ちの状況の中で、再成長を探る挑戦が続いている。物価高で節約志向への対応もCVSならではの企画力が問われる。同時にDXで新需要の開拓や店舗運営の効率化も急務だ。時代の変化に対応した持続可能な成長モデルを構築…続きを読む
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全国小売流通特集:ドラッグストア業界動向=市場規模が拡大 総売上高は10兆円…
特集 小売 2025.07.31日本チェーンドラッグストア協会の発表によると、2024年度ドラッグストア業界全体の総売上高は10兆0307億円(前年比9.0%増)。業界全体での店舗数は2万3723店舗。昨年度と比較して682店舗増。カテゴリー別売上げは、調剤・ヘルスケアが3兆331…続きを読む