食品ニューテクノロジー研究会講演：味の素社健康基盤研究所・元所長 高橋迪雄氏
図2 エビデンスの要件とメカニズムとの関係
◆「食品の機能訴求におけるメカニズムの重要性」 味の素社健康基盤研究所・元所長 高橋迪雄氏 ●機能性健康食品は何を目指すのか 現代の長寿命は公衆衛生を含む医療の進歩によるところが大きく、決してわれわれの遺伝的形質の変化に導かれているものではない。いわば不自然な寿命といえよう。従って、特に年齢を考慮に入れた「正しい食事」が何かを見極める必要が生じている。加齢に伴う運動量の減少、代謝機能全般の衰退傾向を念頭に置いて、足らざるも
