赤飯文化啓発協会、お赤飯の日に2000食を無料頒布 明治神宮で

赤飯2000食を頒布し、「お赤飯の日」の認知度向上を図った

赤飯2000食を頒布し、「お赤飯の日」の認知度向上を図った

海外からの旅行者も味わった

海外からの旅行者も味わった

 赤飯文化啓発協会は「お赤飯の日」に当たる11月23日、明治神宮で赤飯の無料頒布を実施した。同所でイベントを行うことは初めての試みで、赤飯文化を広く啓発することを目的に、午前・午後の2回各1000食を来場者に配った。

 同協会理事を務める藪光生和菓子協会専務理事は、自ら先頭に立って赤飯を配布し、「この機会に『お赤飯の日』をより多くの人に知ってもらうだけでなく、伝統食を通じて日本の食文化の大切さも伝えたい」と語った。頒布会場では赤飯の原料であるもち米や小豆などの展示や赤飯の歴史の紹介なども行い、伝統的食文化としての情報を発信した。

 提供された赤飯は、100%国産もち米を使用し、大納言小豆を使ったこだわりのもの。同日は五穀豊穣を願う収穫祭である新嘗祭が明治神宮で開催されたこともあり、海外からの観光客も含め多くの参拝客が頒布会場に来場。開始予定時間の前には長蛇の列ができ、第1回配布は約1時間で完配となった。

 (小澤弘教)

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