穀粉・製菓原材料特集-高葛、水まんじゅうに押される
今年の新物は久しぶりに人手不足も解消、安定した価格で推移したが、7月までくず桜などの和菓子シーズンの売れ行きは余りよくない。それは、くずの入った「水まんじゅう」が関東、関西でブーム化した反動で、本葛使用量が減少傾向にあるという見方が多く、事実、製菓原材料問屋筋の売れ行きもよくない。 それに水まんじゅうは冷蔵、冷凍が可能なだけに和菓子屋筋の仕事がしやすい面もプラスになっているようだ。また本葛の低調に平年を下回る気温(6月)が災いしていることもあげられる。