新型コロナ:酒蔵8社、協働でクラウドファンディング

酒類 ニュース 2020.05.15 12051号 03面

日本酒の酒蔵8社が協働でクラウドファンディングを始めた。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、日本酒の販売が激減している酒蔵同士が地域の枠を超えて手を組む。支援者には地方の独自性の高い日本酒を提供し、料飲店の営業自粛などで行き場を失った日本酒の販路開拓につなげる考え。目標金額は、1600万円に据える。

今回のプロジェクトは鳴海醸造店(青森県)や青木酒造(茨城県)、天吹酒造(佐賀県)など全国の酒蔵計8社が参加する。足元の売上げが半分以下にまで減少している蔵も多く、このままでは来期に向けた酒米(日本酒の原材料)の仕入れもままならない状況という。

クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」(https://camp-fire.jp/projects/view/262501)で支援を募っている。

支援者は1蔵当たり2銘柄を選ぶ。支援には2パターンあり、各1本ずつ計2本の場合は5500円(全蔵元共通価格、全国送料込み・税込み)で、各3本計6本では1万5400円(同)。(岡朋弘)

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