在日カナダ大使館、カナダ産品の魅力訴求
在日カナダ大使館のアレックス・チェン商務部一等書記官(農務・食品)は、日本にとってカナダが重要な食料安全保障のパートナーであると強調した上で「今年もカナダフェアを開催し、より多くの日本企業・消費者にカナダ産農産食品・水産品の魅力を訴求していきたい」と語った。6日にFOODEX会場で開催されたカナダブランドデジタルキャンペーンプロモーション「カナダフェア」と題した海外出展社セミナーで語った。
フェアは24年度も年間を通じ楽天市場で開催。昨年度はメープルシロップ、ブルーベリー、はちみつとアルコール飲料、食肉・食肉加工品とシーフードを対象にターゲティングメールと楽天市場内での広告展開でキャンペーンを4回行った。
現在わが国は同国から小麦、豚肉・豚肉加工品、菜種など年間44億カナダドル(23年)の農産食品・水産品を輸入しており、これらは同国からの輸入総額の3割を占めている。主要加工食品はメープルシロップ・メープルシュガー、はちみつ、カノーラ油、チョコレート・クッキー、機能性食品、アルコール飲料など。
今回のフェア以外に、9月にカナダフードエキスポを開催するほか、10月に開催される食品開発展に2州政府が出展し、魅力を訴求する。(木下猛統)