北極にカラフトマス進出=秋サケやサンマは危機的不漁―謎のタラ、分布解明へ・第3部「未来が見える場所」(5)〔66°33′N=北極が教えるみらい〕【時事通信速報】

北海道で漁獲されたカラフトマス。近年は生息域が北極海にも拡大している(北海道大学総合博物館提供)

北海道で漁獲されたカラフトマス。近年は生息域が北極海にも拡大している(北海道大学総合博物館提供)

ベーリング海で漁獲されたホッキョクダラ。海水中のDNA解析で北極海での生息状況が分かってきた(北海道大学総合博物館提供)

ベーリング海で漁獲されたホッキョクダラ。海水中のDNA解析で北極海での生息状況が分かってきた(北海道大学総合博物館提供)

 北極海では国際的な調査や研究が進み、温暖化で魚類などの生息状況が変化していることが分かってきた。遠い日本近海でも海水温の上昇が進み、低迷が続く秋サケやサンマ漁に影を落としている。
 ◇漁獲せず調査可能に
 近年、北極海ではカラフトマスの分布域が拡大している。2022年以降、サケ類の資源などについて

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