宝の山 農業・食品技術を世界へ(20)iPS細胞と「はやぶさ」、科学技術の成功が教えること

2012.12.01 188号 09面

 今年のノーベル医学・生理学賞がiPS細胞の山中伸弥京都大学教授に決定とのニュースは、身近な医療分野での応用への期待から、これまでのどの受賞よりも話題性が高く、科学技術に対する国民の関心を引き付けている。  一方、小惑星探査機「はやぶさ」が、10年6月、7年間、60億kmに及ぶ宇宙の旅を終え地球に帰還したニュースも記憶に新しい。すい星「イトカワ」で採取した微粒子が入ったカプセルを地球に戻すため、自らは流星となって燃え尽きる「はやぶさ」のライブで送られて

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