沼本忠次氏が語る駅弁~小箱のワンダーランド小史~(3)歴史<3> “ディスカバー”各地の味

惣菜・中食 連載 2018.02.21 11664号 11面

「DISCOVER JAPAN」「いい日旅立ち」のキャンペーンロゴが入った掛け紙

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 ◇日本鉄道構内営業中央会・沼本忠次事務局長が語る駅弁~小箱のワンダーランド小史~  長く続いた戦時下を生き抜いた駅弁は、戦後復興から高度経済成長の時代に旅がレジャーとして定着していく中で活況を呈した。昭和30年代には有名百貨店で「駅弁大会」が開催され、40年代後半からは国鉄の旅客キャンペーンとの相乗効果で、若者たちがご当地駅弁に触れる機会が増加した。しかし、新幹線の延伸に象徴される列車高速化や、50年代に入り外食産業の発展や鉄道離れが進み、再び雌伏の

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