「介護食品・スマイルケア食コンクール」 伊那食品工業に農水大臣賞贈呈

表彰状を持つ塚越英弘社長(右)と金谷節子審査委員長

表彰状を持つ塚越英弘社長(右)と金谷節子審査委員長

 日本食糧新聞社主催の「第7回介護食品・スマイルケア食コンクール」で農林水産大臣賞を受賞した伊那食品工業「イナショク あったかクック」に1日、同社において金谷節子審査委員長から塚越英弘伊那食品工業社長に表彰状が贈呈された。審査会は7月に行われたもので、コロナ禍が落ち着いたことからこのたびの贈呈となった。

 介護食用ゼリー剤ニュークックチル対応「イナショク あったかクック」は、冷凍解凍が可能で加熱しても溶けないという特徴があり、病院や福祉施設など大量調理現場でクックチル・クックフリーズなど事前調理を計画的に行うことを可能にし、人手不足解消につながる商品である。

 金谷審査委員長は「まったく新しい“あたたかく”というコンセプトの画期的な素材で、介護食品・スマイルケア食に革命を起こすことが期待される商品である」と大臣賞受賞の経緯を述べ、塚越社長は「期待に応えられるように精進してまいります」と抱負を述べた。介護食品・スマイルケア食の業界は高齢化する日本の未来を担っており、この分野の商品は今後ますます注目される。(福島厚子)

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら

書籍紹介