普段は内部非公開の上野東照宮で行われた奉納式。福井正一フジッコ社長(手前左)が丹波黒を上納(左奥は松平健)
フジッコは黒豆を日常食にしてもらうため、丹波篠山産の300年の歴史、健康価値、品質などの発信を強めている。13日に東京・上野東照宮で黒豆奉納式を行い、多くの報道陣を集めた。ユネスコ無形文化遺産登録10周年を迎えた「和食」文化の継承も両立する。
篠山産黒豆の丹波黒(ぐろ)は1730年の江戸時代の料理書で名物、良品と紹介され、国会図書館のデジタルコレクションでも確認できる。大豆はタンパク質、脂質、食物繊維などさまざまな栄養素に富み、黒豆はポリフェノール