(右)=「本麒麟」(キリンビール)は大麦増量で飲み応えアップ (左)=サントリー「金麦」は冬に合わせた味わいに
年末年始に向け大手メーカーのビール系新ジャンル(発泡酒(2))への注力が加速している。近年は酒税改正による増税が続き苦戦を強いられているが、物価高の中で節約志向が顕在化。値頃さや親しみやすさがあらためて注目されているもようだ。発泡酒も含めると、今後もエコノミー価格のビールとしてビール類内で4割前後の規模を堅持する見込み。大手各社は主力ブランドの味覚やデザインを刷新し、家飲みが増える最繁期に備える方針だ。(丸山正和)
ビール類市場では3段階(20年・23年・26年)で酒税改正