看板と屋号(16)焼肉「宝山」

1999.08.02 183号 7面

昨年7月にオープンした「焼肉宝山」は、JR京葉線稲毛海岸駅近くにある。

「実は、この名前は孫につける予定だったんです」と、話してくれたのは和田真由美常務。宝山と書いて、『かねたか』と読ませる予定だったが、孫よりも先に店ができたので、この名前を使い『ほうざん』とした。

「この名前には、『人の宝となり、山のように大きく強い心を持ち、人々から好かれる』という意味があるそうですよ。それに、左右対称の字というのは、商売にいいらしいんです」

うまい焼き肉を求めて全国を食べ歩いた和田宗泰社長が、大山飯店の江原社長と出会い、リーズナブルでおいしい店づくりを依頼した。本当においしいものを、いいものを出したいと、肉は常に和牛の上級クラス。

「本物の味を楽しんでいただき、値段に比べておいしいと、お客さまに喜んでもらえるのが一番うれしいです」

器にもこだわり、小皿にいたるまで伊万里焼を使用。人気の宝山セットA(三〇〇〇円)は、ボリュームたっぷりで、女性では食べきれないほど。ロースのまきの部分を使った「スジ焼き」(五八〇円)や「自家製キムチ」(三八〇円)も人気。

◆焼肉「宝山」稲毛海岸店=千葉市美浜区高州三‐一四‐四、Tel043・298・7321、営業時間午前11時30分~午後11時L.O.(月~金午後3時~5時休み)、年中無休

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