消費者意識調査 減塩・砂糖削減:イングレディオン 減塩食品普及・砂糖削減食品普及のポイント訴求 ~甘味料3要素重要【PR】

加工でん粉、増粘多糖類、ステビアなどの食品素材をグローバルに提供する、米イングレディオンの日本法人イングレディオン・ジャパンは、近年日本市場に導入したステビア甘味料の拡大に力を入れている。同社ではステビアの甘味付与や風味改善といった機能性を紹介するアプリケーション提案に加え独自の消費者調査を行い、食品企業が消費者から求められる製品作りを具体的に提案している。今回は①「減塩したい」②「砂糖の摂取を控えたい」と考えている消費者との意識調査結果の一部を紹介する。

同調査は今年4月11日~4月14日までインターネットで2万3000人中から減塩(砂糖摂取を削減)したい消費者600人をスクリーニング(男女比1対1、20代~60代)、日常生活における減塩、砂糖削減の意識を調査したものだ。調査では①「減塩(砂糖削減)の理由」「塩分(砂糖)を摂りすぎていると感じる食品」「減塩(砂糖摂取)のために控えたい食品」「減塩(砂糖削減)食品に対するイメージ」「砂糖に代わる素材」などを聞いている。

減塩に関する回答では特に「消費者の姓年代別で減塩に期待する効果が異なる」こと(高齢男性は血圧、30代以上の女性は美容など)、また「女性の方が男性よりも減塩意識が高い」ことも判明した。さらに「女性は普段の生活の中で特に意識して減塩に取り組んでいる」のに対し、男性は「そこまで熱心に減塩に取り組んでいる様子がない」ことも判明した。

この結果から、女性向けの製品への塩分削減食品の可能性や、男女別のアプローチ(女性へは塩分そのものを減った塩味を塩分以外で補強する処方、一方男性は塩分そのままでさらに塩味だけを強く感じる処方)などにも可能性があることがわかり、この市場の減塩食以外にも、市場にはまだまだ十分なポテンシャルがあることが伺える結果となった。一方で既存の減塩食品に関しては「風味に物足りなさを感じる」消費者が多くみられ、減塩して失われた部分を「塩分以外の何らかの形で補い、おいしさを向上させるという需要がある」ことも示唆された。

一方、砂糖削減の回答結果によると、砂糖削減は性年代関係なく「不健康」が一番の理由だったが、女性においては「美容、ダイエット」も大きな理由になっていた。実際に砂糖削減に積極的な消費者は「40代以上の女性に多い傾向があり、反面男性は比較的消極的」だった。また砂糖削減食品に関しては高い健康イメージがある反面おいしさに問題があると回答した消費者も多く、代替甘味料にはまず「安全性、低カロリー、おいしさ」を求めていることが分かった。

減塩の結果を受けて同社は、ステビアによる塩味強化を提案している。ステビアはステビアの葉から得られる天然抽出甘味料であり、砂糖の200倍程度の甘味と砂糖に似た風味から砂糖の代替が可能、またゼロキロカロリーという特徴がある。一方でステビア製品の一部には、甘味付与よりもさらに少ない添加量で食品の塩分を強く感じさせるフレーバーエンハンサーとしての機能があり、減塩ながら減塩前と同等の塩味を再現する、あるいは同じ塩分含量でも塩味を強く感じさせることができるなど、塩味調整機能があることが分かっている。ステビアの高い機能性拡販の中心に据えていく方針だ。

砂糖削減の調査結果から、同社はステビアによる砂糖代替強化を提案している。消費者の砂糖代替素材に求める甘味料として特に独自の調整でよりクリーンで砂糖類似性の高い甘味を実現した製品(製品名:ピュアサークルアルファ、アルファ02)を中心に、販促活動を行っていく構えである。

同社のホームページ(URL: https://www.ingredion.com/apac/ja-jp.html)から今回の調査結果(減塩・砂糖削減)が無料でダウンロードできる。


以下の中で、あなたがふだん食べている食品や飲料から「減らしたい」と思うものはありますか。
(%、複数回答、N=600)


あなたは「減塩」と 表示されている食品について、どのようなイメージを持っていますか。
(%、複数回答、N=600)


あなたが砂糖以外の甘味料に求めるものは何ですか。
(%、複数回答、N=600)


イングレディオン・ジャパン株式会社

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