戦略事例FUTURE:居酒屋にイタリアン店が間借り 外食の新しい二毛作営業

2020.09.07 499号 08面

 コロワイドグループでは、同社が運営する2つの店を合体させる新しいタイプの二毛作営業を実施中だ。「手作り居酒屋 甘太郎」の店舗に、イタリアンレストラン「ラパウザ」が間借りするカタチで営業している。

 「甘太郎」の客席の一部を「ラパウザ」専用席とし、来店客にはどちらの店利用かを聞き、それぞれの席に案内する方式。「甘太郎」側の客席には「甘太郎」のメニューを、「ラパウザ」席には「ラパウザ」のメニュー(一部)を提供する。1つの店舗で2つの別業態のお客が呼び込め、メリットは大きい。

 「広い店舗スペースを有効活用するための取り組み」(同社広報)とのことで、現在、「手作り居酒屋 甘太郎」阪急三宮駅前店(兵庫県)、池袋60階通り店(東京都)、湘南台店(神奈川県)の3店舗で実施(8月末日現在)。池袋60階通り店の例では、店内535席の内、30~40席が「ラパウザ」で営業中だ。

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