ファンくる・モモちゃんのなるほど外食データ:ランチの店選びは「通りがかり」

2023.08.07 534号 06面

●決め手はやはり「おいしさ」

新型コロナウイルスが5類に移行して早数ヵ月。リモートワーク中心から、会社に出社する機会も増えてきているのではないでしょうか。「ファンくる」では、出社日のランチをテーマに「ファンくる」会員1012人(男性293人、女性719人)に調査を実施しました。

会社に出社した日のランチは「1人で食べる」が63%と、世代を問わずお一人さま利用が圧倒的でした。よく利用するジャンルとして最も多かったのは、「定食・丼物・カレー」51%、次いで「そば・うどん」36%、「ラーメン」30%でした。仕事の合間での外食とあって、やはり限られた時間で手軽に食べられる料理が支持されているようです。

ランチの店を決める際に最も重視することは、「料理のおいしさ」が38%と最も多く、続いて「職場からの距離」30%、「価格」23%でした。世代別に見ると、30~50代以上では「料理のおいしさ」を重視する人が最も多かった一方、20代では「価格」と答える人が31%と最も多く、ランチで外食をする人が他の世代と比べて最も少ないという結果となりました。

ランチで利用する店を知ったきっかけは、「店の前を通って」が64%と最も多く、次いで「職場の人からのおすすめ」52%。ネット検索やSNSなどではなく、オフラインの情報をきっかけに店を知ることが多いようです。オフィス街の飲食店が今後も勝ち残っていくには、「料理のおいしさ」と共に通りがかったときの印象もポイントになるというわけです。

●ファンくる

国内最大級の顧客満足度向上プラットフォーム。お客さまのホンネを基に、効率的に顧客満足度を高めることが可能。定期的に意識調査も行っている。/運営=(株)ファンくる

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