山本純子のスゴイぜ!業務用冷凍食品(47)勝美ジャパン「冷凍蒸もやし」

2023.08.07 534号 04面
勝美ジャパン「冷凍蒸もやし」規格=500g×20袋 ここがスゴイ:「高いもやし」が大好評

勝美ジャパン「冷凍蒸もやし」規格=500g×20袋 ここがスゴイ:「高いもやし」が大好評

 ●夢のような長期保存 自然解凍OK!根切りズミ

 オンリーワンの企業を初めて取材するときは、興味津々、心わくわく。もちろん勝美ジャパンは、既に今年20周年を迎えた実績ある企業。かねて商品特徴はよく知っていて、病院・施設給食で高い評価を受けていることもわかっていました。

 本コラムで取り上げようと思いついたきっかけは、レストランブランドの家庭用冷凍食品「俺のフレンチ 牛ホホ肉のシチュー」。シェフレシピのシチューに、付け合わせとして勝美ジャパンの「スチベジ温野菜ミックス」がセットされていると知ったからです。2000円超の高め商品ながら、イオンの冷凍食品専門業態「@FROZEN」(新浦安)で、昨年オープン以来、ずっと売上げ1位の商品ですが、実際試食してみると、シチューもさることながら、蒸し野菜がおいしく濃厚なシチューとの相性も抜群。その人気は、蒸し野菜のおかげ? と思ってしまうほどなのでした。

 間もなく市販用冷凍蒸し野菜もスタートする予定と聞きましたが、今のところは業務用オンリー。その中でも昨年知ってびっくりした「冷凍蒸もやし」をご紹介しましょう。

 とその前に、そもそも冷凍野菜といえば、凍結の前のブランチング、つまり、ゆでる工程がありますが、なぜゆでずに「蒸」すのか? 答えは簡単、おいしいからです。低温スチームした野菜は、栄養価の流出が少なく、空気にも触れないので酸化もしません。つまりうま味がたっぷりで、色合いもよいのです。

 ゆでるより手間がかかるスチーム野菜は価格が高い。でも、おいしいから残食なし。きちんと残さず食べてほしいと思う病院や施設の栄養士さんの心に、ぴったりフィットする冷凍野菜として、人気を博しているのです。

 「冷凍蒸もやし」も、やはり高いです。しかし、「緑豆もやし」のタネを厳選、栽培から手掛けて太く大きく育てて、ヒゲもカット済み。自然解凍でシャッキッとみずみずしい食感です。そしていつでも解凍した分だけフレッシュに使用できます。価格は多少高くてもメリットが上回るのでした。

 折れを防ぐための段ボールの工夫にも感動しますよ。

 ●ここがスゴイ=「高いもやし」が大好評

 ●商品概要

 勝美ジャパン「冷凍蒸もやし」

 規格=500g×20袋

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