キラリと光る名脇役:締めのラーメンが大好評 貝のエキスたっぷり

2023.12.04 538号 10面
ラーメン 1人前350円(税込み) ゆずこしょう、七味、ネギを別添えで用意し、味変もOK ※写真は2人前

ラーメン 1人前350円(税込み) ゆずこしょう、七味、ネギを別添えで用意し、味変もOK ※写真は2人前

 貝料理専門店「天満 貝蒸屋」の人気メニューは、その日のおすすめを蒸し鍋で楽しめる「貝蒸し」。貝を食べるだけではなく、その後の締めまで考えたスタイルで好評を博している。

 貝は鍋にセットした網の上に盛り付けられており、貝から出たエキスは網の下に落ちていく。そこには、カツオと昆布のだしとみりん、九州産の甘めの醤油で調味したつゆが待ち構えており、貝のうま味を逃さずにキャッチする。

 そのつゆを活用する締めとして用意するのが、雑炊とラーメン。中でも、「これを食べるために貝蒸しを頼む」という人がいるほど人気なのがラーメンだ。貝を食べ終わったら、鍋を一旦調理場に移して調理。つゆを漉(こ)して雑味を取り除き味の濃さを見て、調味料や水分を加えて味を調えれば、貝だしラーメンのスープとなる。

 「ラーメンは飲んだ後の締めに食べたくなる、みんなが好きなメニュー。軽く食べられるので、一軒目使いとしても利用しやすい」と、下岡広樹店長。現在、ラーメンには1人前生麺80gを使用しているが、今後はラーメン専門店の麺も取り入れて、2種類の価格設定での提供も予定しているとか。締めのブラッシュアップにより、さらにファンが増えそうである。

 ●店舗情報

 「天満 貝蒸屋」

 所在地=大阪市北区天神橋5丁目5-29

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