食品産業功労賞/食品安全安心・環境貢献賞交流会 明日を開く功績に賛辞

総合 ニュース 2021.11.12 12322号 05面
食品産業文化振興会会長 中野勘治氏

食品産業文化振興会会長 中野勘治氏

参議院議長 山東昭子氏

参議院議長 山東昭子氏

衆議院議員・元農林水産大臣 林芳正氏

衆議院議員・元農林水産大臣 林芳正氏

衆議院議員・元農林水産大臣 石破茂氏

衆議院議員・元農林水産大臣 石破茂氏

衆議院議員・元農林水産大臣 山本有二氏

衆議院議員・元農林水産大臣 山本有二氏

衆議院議員・元農林水産大臣 齋藤健氏

衆議院議員・元農林水産大臣 齋藤健氏

衆議院議員・元総務大臣 石田真敏氏

衆議院議員・元総務大臣 石田真敏氏

参議院議員・自由民主党総務会長代理 片山さつき氏

参議院議員・自由民主党総務会長代理 片山さつき氏

参議院議員・前内閣府大臣政務官 今井絵理子氏

参議院議員・前内閣府大臣政務官 今井絵理子氏

日本食糧新聞社 代表取締役社長 杉田尚

日本食糧新聞社 代表取締役社長 杉田尚

イトーヨーカ堂のサーキュラーエコノミーは、企業だけでなく消費者も参加する循環型の新しい経済社会の姿を示す

イトーヨーカ堂のサーキュラーエコノミーは、企業だけでなく消費者も参加する循環型の新しい経済社会の姿を示す

カザミフーズの自主的改革による品質重視の企業風土づくりは、ボトムアップ型の業務改革で成果を上げている

カザミフーズの自主的改革による品質重視の企業風土づくりは、ボトムアップ型の業務改革で成果を上げている

井村屋グループの企業価値向上と両立した継続的なCO2削減の取組みは、業界で先駆けた挑戦

井村屋グループの企業価値向上と両立した継続的なCO2削減の取組みは、業界で先駆けた挑戦

キミカの漂着海藻の有効活用による品質改良剤アルギン酸の製造は、持続可能なビジネスモデルとして高い評価

キミカの漂着海藻の有効活用による品質改良剤アルギン酸の製造は、持続可能なビジネスモデルとして高い評価

 ◇業界発展にさらなる決意

 54回目を迎えた食品産業功労賞(日本食糧新聞社制定、農林水産省後援)と30回目を迎えた食品安全安心・環境貢献賞(日本食糧新聞社制定、農林水産省・環境省後援)の交流会(東京・紀尾井町のホテルニューオータニ東京、11月4日開催)では歴代受賞者や選考委員、業界関係者ら約300人の参集者が受賞者・受賞企業の功労・貢献をたたえた。さらなる業界での活躍と発展を祈念し、次なる挑戦への決意も新たにした。贈呈式では山東昭子参議院議長、林芳正元農林水産大臣がお祝いを述べ、交流会では金子原二郎農林水産大臣をはじめ、石破茂元農林水産大臣、齋藤健元農林水産大臣、山本有二元農林水産大臣、石田真敏元総務大臣、片山さつき参議院議員、今井絵理子参議院議員が祝辞を述べた。会場には島村宜伸元農林水産大臣も駆け付けた。なお、会場では新型コロナウイルスの感染防止に取り組んで行われた。(岡朋弘、宮川耕平、山本仁、吉岡勇樹、涌井実)

 ◆乾杯 食品産業文化振興会 会長 中野勘治氏 功労者の今後にさらなる期待

 受賞されました皆さま、今までの功績だけで受賞されたわけではありません。これからもご活躍されることを期待して選出されたわけです。引退など考える必要はありません。さらにひと踏ん張りしていただきたいと希望致します。

 在宅勤務やリモートで、人の心を読むことが難しくなっております。それでも食品産業にとって最も重要なことは、生活者のライフスタイルをどうつかまえるかです。皆さまの知恵をどんどん出していただいて、より良い社会を目指して下さい。

 ◆来賓あいさつ

 ○参議院議長 山東昭子氏 日本食を世界に発信

 食は、社会情勢に対応して変化していくものです。

 今は、便利でスピーディーに調理でき、そしておいしい食品が求められる時代です。皆さまの企業努力に感謝申し上げます。

 私は、日本の食に誇りを持っています。食品メーカーの皆さまにおかれましては“チームジャパン”として、日本の食を世界に発信していただきたいと思います。

 ○衆議院議員・元農林水産大臣 林芳正氏 安全性を世界が評価

 皆さまのご尽力のおかげで21年の農林水産物・食品の年輸出額は、1兆円を突破する見込みです。食の安心・安全性は世界に共通する日本の食品産業への評価です。裾野の広い産業なので川下から川上まですべての皆さまが協力することで日本の食産業が世界に向け大きく飛躍することを心から祈念しております。

 ○衆議院議員・元農林水産大臣 石破茂氏 人口減に立ち向かう

 この国は年間50万人ずつ人が減っており、2100年に人口は5200万人になるといわれています。

 これからは強さや豊かさではなく、「幸せな日本」をどう作るかが大切です。人口減少にどうやって歯止めをかけるか。消費をどう維持するか。これらについて食品産業の皆さまのお知恵・ご見識をどうかお貸しください。

 ○衆議院議員・元農林水産大臣 山本有二氏 幸せのメッセージを

 新型コロナウイルスの感染拡大によって一変した生活は、「食とは何か」「食べるとは何か」を、自問自答する良い機会になりました。

 人間の幸せには、いくつかのテイストが必要です。食は、私の人生の半分を占めるほど大きな存在です。この意味において、日本食糧新聞社の発信する情報はまさに“幸せのメッセージ”であり、業界発展に欠かせない情報です。

 ○衆議院議員・元農林水産大臣 齋藤健氏 努力・創意工夫に感服

 人口減少は、食品業界において一大事です。

 経済安全保障の環境も大変厳しくなっています。

 今後、食品を取り巻く状況は、大きく変化するでしょう。このような時期だからこそ、国と連携してこうした課題に立ち向かわなければなりません。

 皆さまが消費を盛り上げるために多大な努力をされ、創意工夫されていることに感服致します。

 ○衆議院議員・元総務大臣 石田真敏氏 地域でそれぞれ活躍

 本日、伝統ある賞を受賞された皆さま、本当におめでとうございます。

 私の地元・和歌山の築野食品工業さまがこのたび食品産業功労賞を受賞されました。同社は国際シンポジウムなどを開催し、コメの有効利用や将来性について真剣にお考えになられています。皆さまにおかれましても、それぞれの地域でご活躍いただきたいと思います。

 ○参議院議員・自由民主党総務会長代理 片山さつき氏 景気対策などで支援

 先般の選挙では、全国70ヵ所の選挙区を回りました。

 日本の村の宝、町の宝は、食べ物だと実感しました。食が豊かにならなければ、人の心は豊かにはなりません。

 コロナ禍で、食にまつわる産業は大きな打撃を受けていますが、われわれ政治家が責任を持って景気対策、経済対策、税制改正などに取り組み、しっかりと支援してまいります。

 ○参議院議員・前内閣府大臣政務官 今井絵理子氏 栄養サミットでPR

 新型コロナウイルスの感染拡大で私たちの生活スタイル、そして社会は大きく変化しました。これからは、日本の安全・安心な食品を国内のみならず世界に発信できるよう、われわれもしっかりと取り組んでいきたいと思います。

 12月には、「栄養サミット」が日本で初めて開催されますが、そこでも日本の食文化を発信してまいります。

 ◆中締め 日本食糧新聞社 代表取締役社長 杉田尚 さらなる発展に尽力

 受賞の皆さまにはそれぞれの業種、業態で新しい道を切り開き、新しい風を吹き込んで食品業界の発展と活性化に大きく寄与されました。

 皆さまにはこれから健康に留意され、さらなる業界の発展に尽力をお願いします。

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