●具材の大きさに消費者は敏感

お弁当の定番であるおにぎり。家庭や店舗によって具材や味付けはさまざまです。中でもコンビニのおにぎりは手軽に食べられるため、オフィスでの昼食や移動中の食事に選ぶ人も多いのではないでしょうか。

今回は、コンビニのおにぎりについて「ファンくる」会員1044人（男性243人、女性801人）に調査を実施しました。

コンビニのおにぎりを週に1回以上購入する人は「34％」と、日常的に購入している人が多いようです。どのコンビニのおにぎりが好きかという質問に対して「セブンイレブン」52％、次いで「ローソン」13％、「ファミリーマート」6％です。選んだ理由として最も多かったのは「おいしいから」73％、「種類が豊富だから」29％でした。

さらにコンビニでおにぎりを選ぶ際、「味」を最も重視する人は56％、「価格」18％、「具材とコメのバランス」14％となっており、やはり味を判断基準にする人が大多数です。

一方で、コンビニのおにぎりでがっかりするのは、「具が小さい・少ない」が51％、「コメがおいしくない」47％に。具の大きさや量が期待を下回った方がネガティブな印象につながりやすいようです。

コンビニのおにぎりは最近、コメにこだわる商品が増えています。種類の豊富さも大切ですが、やはりおいしさが購買の決め手となるコンビニおにぎり。がっかりする理由として半数近くが「コメがおいしくない」を挙げている点からも、各社がコメに対していっそう注力している事情が納得できます。

さまざまな物価が上がっている今、おにぎりもご多分に漏れず値上がりしています。具の大きさやコメ自体のおいしさなど、値上げに見合っているかどうかという点に対して、消費者はこれまで以上に敏感になっているのかもしれません。

●ファンくる

国内最大級の顧客満足度向上プラットフォーム。お客さまのホンネを基に、効率的に顧客満足度を高めることが可能。定期的に意識調査も行っている。／運営＝（株）ファンくる