●旅行中に訪れる飲食店、選ばれるポイントは「その土地らしさ」

旅行先での楽しみでもある外食。旅先での外食は、郷土料理や特産品など、その土地の食文化に触れる貴重な機会ではないでしょうか。私はご当地グルメを目当てに行き先を決めることもあります。

今回は、旅行先での食事について「ファンくる」会員987人（男性285人、女性702人）に調査を実施しました。

旅行中の朝食については、宿泊施設などではなく、飲食店で食べる人は37％でした。ジャンルとしては「カフェ・スイーツ」が34％と最も多いようです。朝食を食べた飲食店は、「インターネット」で探す人が41％と最も多く、次いで「SNS」が19％でした。朝食を食べる場所を選ぶ際に重視するのは「その土地の特産品・名物が食べられるか」が34％と最多で、続いて「料理・ドリンクの質」が20％でした。

昼食については、飲食店を利用する人は89％と3食の中で最も高く、「定食・丼物・カレー」のお店を利用する人が多いようです。来店した飲食店は、朝食と同様、「インターネット」で探す方法が最も多く49％でした。昼食のお店選びについても、朝食と同じく「その土地の特産品・名物が食べられるか」が42％、続いて「料理・ドリンクの質」が21％でした。

夕食については、飲食店を利用する人は71％で「居酒屋」の利用が最も多く、次いで「焼肉」が14％でした。来店した飲食店を探した方法は、「インターネット」が最多で、次に「SNS」となりました。お店選びで重視することも「その土地の特産品・名物が食べられるか」が44％、「料理・ドリンクの質」が24％で、どちらも3食の中で最も多く、旅行ならではの質のよい食事を求めている人が多いことがわかりました。

今回の調査で、旅行中に訪れる飲食店は、3食とも「その土地の特産品・名物が食べられるか」と「料理・ドリンクの質」を重視する人が多く、いずれも「価格」を重視する人は少ない結果となりました。

旅行客が多いエリアの店舗は特に、多少高価格でもそこでしか味わえない、質の高い体験を提供できるかがポイントになるようです。

●ファンくる

国内最大級の顧客満足度向上プラットフォーム。お客さまのホンネを基に、効率的に顧客満足度を高めることが可能。定期的に意識調査も行っている。／運営＝（株）ファンくる