アパレルに学ぶ盛り付けのヒント:人気の韓国発ブランド

2023.09.04 535号 10面
プリーツ加工した生地を垂らしたビュスティエとミニスカート(ボンボム)

プリーツ加工した生地を垂らしたビュスティエとミニスカート(ボンボム)

 ●大胆なプリーツとフェミニンなレース

 さまざまな分野で韓流ブームが続いています。ファッションの分野でも日本のブランドとはひと味違った特徴が若い消費者を中心に受けています。

 韓国発の「ボンボム」「インク」が24年春夏物の合同展示会を開きました。ボンボムは日本初、インクは2度目です。日本から韓国ブランドの引き合いが増えており、専門店やメディアに向けてそれぞれの魅力をアピールしました。

 ボンボムは20年にデビューし、21年秋に日本での販売もスタートしました。29歳のボンボム・ジョーがデザイナー。デビュー前から韓国のガールズグループ、BLACKPINKに衣装を提供したことでも話題を呼びました。ジャケットが13万~14万円、アイコンのデニムのカーゴパンツが15万円。手頃なTシャツやキャップも揃っています。

 テーラーリングやクチュールの要素を取り入れ、大胆なプリーツが特徴です。裾や縁からプリーツ加工した生地を垂らしたブルゾンやジャケット、ビュスティエ、ミニスカートなどを企画しました。

 インクはレザーグッズブランドとして13年にデビューし、18年にウエアもスタートしました。中心価格はコート10万円、バッグ6万~9万円、定番のプリーツ加工したデニムパンツが5万円台。日本での販売は23年秋冬から本格的に始めます。

 春夏の新作は、クロシェレースでパイピングしたシャツやパンツ。襟やポケット、裾などをフェミニンなレースで縁取っている。その他、レースのシャツやクロシェ(カギ針編み)ニットのカーディガンも。シアー素材を使った甘めのアイテムが充実しています。

 (繊研新聞 取締役編集局担当 矢野剛)

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