海外情報 味の良い改良トマト-米国で技術の商業化へ
バイオ遺伝子工学技術を駆使して農産物の品質改良を進めるプロジェクトがアメリカで二〇社をこえる企業によってなされている。
そのなかにあって、カルジェネ社は八年間の年月と二〇〇〇万㌦(約二八億円)を投じた結果、完熟トマトを収穫後二週間も変わらずに維持できる方法を完成させている。
同社は本年中にはFDAの公式認可をえて、この技術の商業化ができるものと観測している。
このトマトは通常栽培品より官能的価値は劣るが、収穫された青いトマトを熟させたものよりも味がよいということである。
(UT)