２００１年秋期干瓢特集：迫られる「国産真価値商品」生産
栃木県は、干瓢栽培二八〇年の歴史を持ち、栽培面積、生産量とも日本一を誇る産地だ。栽培面積は、明治４０年以前については明らかでないが、戦前の昭和１２年の三二一四ヘクタールをピークとして、戦争をはさみ一時衰退はしたが、戦後の景気復興とともに復活し、５３年には三〇四〇ヘクタールとなった。しかし、近年における干瓢生産は、急激な減少傾向にある。「かつては相場の花形商品として、全消費量の九〇％以上が、栃木県干瓢商業協同組合（事務局=栃木県下都賀郡石橋町大字石橋二二一）の組合員により、取り
